今回はウェブアンケートにて総勢9,554名に調査した<関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【単語編part2】>を発表します。「他人丼」ってどんな丼?「遠慮のかたまり」とは?「日にち薬」って何?気になる方はさっそくランキングをチェック!
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関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【単語編part2】
TOP10
TOP10
- 1位おいど(お尻) (1,109票)
- 2位いっちょかみ(何にでも口をはさむ人) (960票)
- 3位遠慮のかたまり(大皿料理の最後に1つ残ったおかず) (828票)
- 4位日にち薬(日が経てば徐々に病気が治る) (822票)
- 5位めばちこ(ものもらい) (587票)
- 6位おちょけ(お調子者) (531票)
- 7位他人丼(開化丼) (387票)
- 8位パッチ(冬に履く股引) (358票)
- 9位飲みさし(飲み残し、飲んでいる途中) (330票)
- 10位あかんたれ(弱虫、根性なし) (321票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【単語編part2】>のアンケート結果を集計。※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,554名/調査日:2023年12月19日
目次
第1位:おいど(お尻)(1,109票)
- これは初めて聞きました
- 関西人だけど知らなかった
- おいどは初耳!!
実は上品な言い回し!1位は「おいど(お尻)」!
「お尻」を意味する方言「おいど」。漢字で書くと「御居処」となり、漢字からも分かるように昔は「居るところ」や「座るところ」という意味の言葉でした。ちなみに「黒犬のおいど」「白犬のおいど」という洒落言葉もあり、意味はそれぞれ「面白くない(尾も白くない)」と「面白い(尾も白い)」となります!ユニークですね!第2位:いっちょかみ(何にでも口をはさむ人)(960票)
- 標準語と思ってた!
- こんな言い方もあったのか
- 語源はなんだろう?
自嘲的に使う人も!2位は「いっちょかみ(何にでも口をはさむ人)」!
「何にでも口をはさむ人」のことを方言で「いっちょかみ」と言います。漢字で書くと「一丁噛み」で、「一丁」とは「勝負事の1回」、つまり「一勝負」。「噛む」は物事に「関わる」こと。そこから「何にでも口をはさむ人」や「いろいろなことにすぐに興味を持つ人(ただし飽きるのも早い)」といった意味にも使われます!第3位:遠慮のかたまり(大皿料理の最後に1つ残ったおかず)(828票)
画像はX(@GnaviOfficial)から引用 《拡大》
- 言葉のチョイスが面白い
- 料理とは結びつかない言葉
- 関西っぽい言葉だなあと思う
この言葉自体が気遣いの表れ!3位は「遠慮のかたまり(大皿料理の最後に1つ残ったおかず)」!
複数人で食事をしているとき、唐揚げや餃子など「大皿料理の最後に1つ残ったおかず」を関西では「遠慮のかたまり」と呼びます。それぞれが他の人を気遣い、食べるのを遠慮した結果が「最後の1つ」=「遠慮のかたまり」。お皿にポツンと1つ残されたおかずがあれば「遠慮のかたまり、誰か食べて~」と呼びかけるなど、関西では日頃から気軽に使われています!第4位:日にち薬(日が経てば徐々に病気が治る)(822票)
4位は「日にち薬(日が経てば徐々に病気が治る)」!
- 関西人だが、方言とは知らなかった
- 難しいけどなるほどな、と思いました
「日にち薬」とは「日が経てば徐々に病気が治る」という意味で使われる関西特有の言葉。ケガや病気に対して使うこともあれば、心の傷(悲しみ・苦しみ)に対して使われることも。「後は時間がたてば治ります」よりも「あとは日にち薬」と言われると、なんとなく安心できる気がします!
第5位:めばちこ(ものもらい)(587票)
5位は「めばちこ(ものもらい)」!
- 九州から関西にきたとき理解できなかった
- 舌が回らない!
医学的には麦粒腫と呼ばれる、細菌に感染してまぶたが腫れる「ものもらい」のことを、関西の方言では「めばちこ」と言います。「目をパチパチする」ことから「めばちこ」と呼ばれるようになったという説も。語感のせいか、「ものもらい」よりも「めばちこ」の方が痛そうに感じます!
第6位:おちょけ(お調子者)(531票)
6位は「おちょけ(お調子者)」!
「おどける」、「ふざける」ことを関西弁では「ちょける」と言い、「お調子者」のことは「おちょけ」と言います。小学校のクラスに一人はいる、ひょうきんなムードメーカーな子に対して使うようなイメージで、大人に対してはあまり使われていません!
第7位:他人丼(開化丼)(387票)
7位は「他人丼(開化丼)」!
- 見たことも食べたこともない
牛肉や豚肉を、甘辛い味付けで卵とじにしてご飯にのせた「開化丼」のことを関西では「他人丼」と言います。ちなみに「開化丼」という名前は、明治初期に日本に入ってきたタマネギと、日本ではそれまで一般には食べられてこなかった牛肉を使った丼だったことから、「文明開化」が由来のネーミング。一方、鶏肉×鶏卵を使う「親子丼」に対して、牛肉や豚肉×鶏卵を使ったものを「他人丼」と名付けるのは関西らしいユーモアがあって面白いですね!
第8位:パッチ(冬に履く股引)(358票)
8位は「パッチ(冬に履く股引)」!
関西では昔から男性が冬に防寒着としてズボンの下に履く下着について、丈の短いものを「股引」、くるぶし丈の長いものを「パッチ」と呼び区別してきました。最近では、ズボンの下に履く防寒着はすべて「パッチ」呼びの地域も。ユニクロの男性用ヒートテックタイツも関西では「パッチ」で通じます!
第9位:飲みさし(飲み残し、飲んでいる途中)(330票)
9位は「飲みさし(飲み残し、飲んでいる途中)」!
「飲み残し」や「飲んでいる途中」の飲み物を、関西では「飲みさし」と呼びます。誰かが口をつけたペットボトルのことを「飲みさしのペットボトル」と言ったり、「この飲みさし誰の?」と聞いたり。「~さし」は「~している途中」という意味で使うので、「食べさしのたこ焼き」や「使いさしのソース」といった使い方もあります!
第10位:あかんたれ(弱虫、根性なし)(321票)
10位は「あかんたれ(弱虫、根性なし)」!
- 昔、そんな名前のドラマあったね
「あかんたれ」は「弱虫」や「根性なし」「意気地なし」といったニュアンスをもつ関西弁。親しい相手や子どもに使うことが多く、「あの子はホンマにあかんたれやなぁ~」と冗談めいて言ったりします!
関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【単語編part2】ベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)9,554名が選んだ<関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【単語編part2】>でした。あなたが知っている「関西の方言」はランクインしていましたか?
編集者:武田
調査方法:株式会社CMサイトが行ったインターネットリサーチ結果を集計。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,554名
調査日:2023年12月19日
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,554名
調査日:2023年12月19日